位置検知ソリューション
 相手の行動、営みが分かることで、事態は大きく変化します
 本来この目的のために、相手位置・行動を知ろうとしたことです

■野生(自然)保護・鳥獣被害対策
 相手の営みを知らずして保護も対策もありません

 ここは、自然を残しておかないと、彼らが繁殖できない・・・きちんと知ることは、人間のご都合主義による不用意な工事などによって、自然の生態系を破壊してしまうことから彼らを守ることに貢献します

 夜行性動物による被害対策
 シカやイノシシなどの被害対策も、考え方ひとつです
 昼間の彼らの行動をキチンと把握できれば、その位置を人の生活圏から遠ざける、日中の追い払いをすればいいことです(寝場所を襲う?)
 地形や位置関係もありますから、完全に被害を無くすことは難しいかも知れませんが、通勤時間?を長くとるようにできれば、少なくても滞在時間を短くできます
 夜間に、彼らが出没してから手を打つような救急体制ではなく、日頃の行動を知ることで手を打つ、言わば掛かり付け医的対策が考えられます

 猿害対策
 サルがメス社会で群れで生活していることは周知の事ですが、一体いくつの群れが、どういう周期で回遊しているのか、全く分からなければ、人は常にいつ彼らが来るかと緊張して構えていないといけません
 彼らの行動が分かると、予知・予防という作戦が考えられます
 少なくとも、上記ストレスからは解放されます 
 システム化を図ったものが、野猿接近警戒システム『猿人善快』です

 テレメトリ発信器(動物の検知通報用発信器)を使用した、一番オーソドックスというか原始的な手法は上記の通りです
 指向性アンテナを利用し、2点以上の場所から一番強く信号が入感する方向を探し、地図上で線を引けばその交点付近に相手が居る・・・・三角測量の世界です
 
 現実は、相手の生態を知ることで、どんな場所を好むかなど分かりますから、一箇所の測定でも見当がつくようになります
 人間のもつ良さ、アナログ性能(第六感!)が優秀・・・

 従来、野生動物の場合は、このような手法で研究がなされてきました
 ところが昨今、お若い方はPCの前にいることが仕事で、フィールドを軽視しがち、年配の方は現場主義は変わらないのですが、年齢とともに足腰が・・・ と、フィールドに出ることが少ない研究者が増えているというのが実体です
 データが現場からPCに飛んでくる仕組みがもてはやされる昨今です
 GPS搭載、あるいはARGOS衛星利用など、コストをかければそれなりに現場に行かなくてもデータが手に入る仕組みがないことはありません
 GPSがあるではないか・・・携帯電話にもついているくらいどこででも使える!
 そのはずですが、落とし穴?もあります

■GPS搭載(ここまで使用されてきたのは輸入品のみ)
 ・電池寿命の問題   おおよそ半年位(回収すれば電池交換も可能)
 ・データ回収   リアルタイムを望めば、ARGOS衛星の利用・・・それでも1日遅れ
            (利用料もそれなりに高額)
           それでも、追跡する事に比べるとリアルタイム性に欠けます(接近警戒には利用不可)
           脱落回収とした場合、その脱落を指示する電波、あるいは位置情報を送ってくる発信波(電波)が
           国内電波法に抵触
 ・データ   野生動物の場合、サルを例にとれば、おおよそ25〜30%位しかGPS捕捉が出来ていません
         (彼らの生活の70〜75%は、GPSが捕捉できない位置で営まれている)
 ・価格  高額!
 ・サイズ  小型動物に取り付けられるサイズにはなっていません(対象は、シカ・クマ以上のサイズの動物)
 これらの問題があることを理解・承知した上で、使用しないといけません(電波法に関しては使用者責任)

 道具ですから、フィールドを知り、これらの限界を知った上での活用となります(使うのはお人!)
 

自動方向測位への取り組み(電波到来方向探索手法)
 アナログ世界では、昔からある手法のひとつです
 半年くらいかかりましたが、いくつかのパターンで実験した結果、実用性が見えてきました
 電波ですから、障害物の影響を受けます
 この点ばかりは、どうしようもない・・・
 逆な言い方をすれば、見通しであれば、かなり正確に方向を示すことが出来るということです
 発信器の条件(周波数・発信インターバルなど)によっては、十分実用になると判断しました
 野猿接近警戒システム『猿人善快』に応用できればいいなって思っています
 まずは、特定(周波数)目的の電波方探として、きちんと一体化した形で、商品化できればいいと考えています(きっと、近日ご紹介します!)

アニマル・マーカー(発信器)の一例
マーカーとなる発信器につきましては、このような首輪タイプが一般的です

写真は、130gタイプのもので、電池寿命は計算上約3年です

体重5Kg以上の動物であれば、装着は可能でしょう

ID(個体識別コード)を連続送信します

シールにある技適適合マークこそが適法の証です
この発信器の仕様など記したパンフレットは → こちら(pdf約320Kバイト)
国内電波法に対応したもので、小型化、あるいはGPS搭載など順番に製品化の挑戦を続けたいと思います
▼IDデコーダ・アダプタ LD−01 
 個体識別のために必要なデコーダです
LT−01(デジタル方式テレメトリ発信器)
LD−01(IDデコーダ・アダプタ)
IC−R10(R20の旧型オールモード受信機)

 左写真は、以上の、最新「三揃え」です 

LD−01は、受信機のイヤホン(外部スピーカ)端子から信号を受け取って利用します
音が聞こえないのは不安ですから、LD−01には小型スピーカを内蔵させました

一般に、外付け機器では難しいと言われるレベル調整(音量調整)も簡単に行えるようLEDによる表示機能を持たせました

受信モードは、NFMです(ID識別に、オールモードの必要はありません)
▼どの程度の距離で感知できる? 
 このお答えは難しい!!
 木々雑草の深いところ、それも緑の濃い季節・・・すなわち木々の水分が多いときは電波が飛びません
 2008年8月改正電波法対応のテレメトリ発信器 LT−01 を使用、市販(推奨)のオールモード受信機で受信する方式で、ある程度見通しが良いと言う場所・条件での複数アンテナによる受信距離の目安です
 ビートをかけて受信 → SSBモード受信   IDデコード → NFMモード受信 です
LT−01は、地上高1mに固定

受信機は、ICOM IC−R20
受信側は、人が手に持って移動
ビートをかけて耳で聞いて識別
SSBモード受信
LD−01を外付けし
IDデコード出来る距離
NFMモード受信 
携帯型受信機付属ヘリカルアンテナ 300〜400m 未テスト
簡易型(折りたたみ式)2素子YAGIアンテナ 1000m〜2000m  最大1000m+α程度
組立式3素子YAGIアンテナ 2000〜2500m位 最大1500m程度 
上記方向探知アンテナ(地上高約10m) 1200m(見通し)先でも、位置検知出来ました(16方位) 

 以上のことから、LT−01の資料・パンフレットなどには、受信(通信)距離は、最大1Km程度というように記載しております
 受信機あるいは、アンテナ、それ以上に相手がどんな場所にいるか、あるいは周囲の電波環境によって、この受信(検知)距離は、変化します
 ご参考データと言うことでご紹介します(ここに記載してある距離での受信を保証するものではありません)

 実際、使ってみると人間には「感」というものが付きます
 信号を聞くとおおよその距離など分かるようになります!! 
        
 原始的?な行動域調査用の受信機をご紹介

IC−R20
猿・鹿など保護が必要な野生動物、あるいは鳥獣被害を受けないために相手の生活パターンを知る手段として生態調査(行動域調査)などに使われる発信器の受信には、先のドッグ・マーカーに使うNFMモードではなく、SSBモードを使用します
従いまして、このようなオールモード受信機を使用します(NFM受信機より高額!)
発信器は少しでも長い期間稼働するよう、追跡に支障が出ないようインターバルをなるべく長くしないで送信時間を短くしたりする工夫をします
また、相手の位置は、指向性アンテナを使用して複数点から受信することで特定します(電波の特性や相手の生態を知れば、1方向からでもおおよその位置は特定可能になります/経験・慣れ!)

IC−R20  ¥73,290(税込標準価格)
  ¥59,800(税込・荷造送料込)  充電器、リチウム電池附属
他社にも数種類の機種がありますが、基本性能の点で、当社ではこの目的には本受信機の使用を推奨しています
 受信機本体と、簡易型(折りたたみ式)2素子YAGIアンテナ

週間クールサイトに選ばれました パソコン&無線機 =活用の達人=
  青電舎:担当 堀
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