屋内用無線LAN機材をご紹介 |
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ワイヤレスアクセスポイント |
進化は、スループット
飛距離は、ある程度飛べばOK・・・一般的には、そんな様子で進化してきています
ごちゃごちゃするケーブル配線を避けたい、レイアウト変更に制約を無くしたい
セキュリティも、設定さえきちんと行えば問題ない、というユーザー・ニーズの表れでしょう
事務所における机の島単位、あるいは一般家庭における利用であるなら、安価な、B社・I社の製品で何ら問題はありません |
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こちらは、学校やオフィス、病院などでの無線LAN活用/情報伝達を力強くサポートする製品として発売されるものです |
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AP−9500 2017.09リリース
しばらくぶりの新製品、なんだか少し垢抜けしたデザインです
サイズ:205W × 205D × 49H
重量:約850g 本体のみ |
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以下、メーカー リリース・ノートより転記 |
AP-9500は、IEEE802.11acに準拠し、理論値1733Mbpsの超高速通信を実現。さらに、端末のある方向に向けて電波を集中的に送るビームフォーミング機能や、複数の端末と同時に高速で通信できるMU-MIMO機能も搭載した、当社ワイヤレスアクセスポイントのフラグシップモデルです。
AP-9500に送信されたデータをHDMI端子に直接出力できるUSB端子を備えており、USB-HDMI変換ケーブル(別売)を用いて高画質画像と音声をモニターに直接伝送することもできます。たとえば、教室や会議室などで手持ちのノートパソコンの資料をAP-9500に送信し、大画面で全員と共有するなどの運用が可能となります。
スタイリッシュなデザインが映える内部アンテナのみでの運用が可能なほか、ワイドな通信エリアを確保したいときは、別売の外部アンテナを装着して運用することもでき、環境に応じて設置スタイルを選ぶことができます。 さらに、無線LANアクセスポイントを経由することで広い通話エリアを実現する無線LANトランシーバーIP100Hを利用するためのコントローラー機能を備えたバージョンもラインナップ。無線LAN のデータ通信だけではなく、音声での迅速な情報共有も可能にする通信システムを実現します。
また、アクセスポイントの個別設定・一斉設定や再起動が可能な集中管理ソフトRS-AP3(別売)にも対応。メンテナンス面での高いユーザビリティを提供します。 |
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AP−9000 |
AP−90M |
IEEE802.11ac準拠
5GHz帯と2.4GHz帯の高速同時通信を実現する、ルーター機能も備えたアクセスポイント |
高速通信を可能にするIEEE802.11ac準拠の小型ワイヤレス・アクセスポイント |
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あえてここでご紹介するのは、産業界での利用・・・構内クレーンと作業事務所との通信(基幹ネットワークの端末をクレーンに搭載)など、少々特殊というか、信頼性/耐久性、そして良く飛ぶ屋内無線LANの活用について、少しだけ具体的にご紹介させていただきます |
通信相手が移動する、あるいは故障時のバックアップが必須 |
産業用であれば、一般の利用ではあまり考えられないことをも想定しないといけません
例えば、下記図のような使用を想定した場合、『ローミング機能』は必須となります
安価な無線LAN機器には、この機能を有しません
また飛距離とスループットは相反する関係にあります
速度を上げる=帯域幅が広くなる
同じ電力で帯域幅が広まれば、絶対的な信号強度は低下する
産業用の場合、例えば下記図のようなクレーン運転室とサーバー間との通信は、テキストレベルの通信あるいは差分通信が一般的で、スループットよりむしろ飛距離(安定通信距離の長さ)の方が問題になるケースが多いです
下記図の実施例では、柱1〜19間で約180m
実際のインフラ構築には、現地電波環境の計測、機器選択のための想定実験など事前調査が重要です(こちらは、802.11aで実現させました) |
APのひとつが壊れても、業務に差し障らないと言う設計です
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アクセスポイントとサーバ・クライアントPCの接続イメージ |
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VLANを切る、SSIDを分ける、ことで、目的外の接続が出来ない共通のルートが構築できます |
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より広い範囲をひとつのアクセスポイントで |
パワーonイーサー(PoE)
電源をカテゴリ5ケーブルに重畳して送ります
従いまして接続ケーブルは1本のみです
こちらは、付属の電源供給ユニット |
無線ブリッジ/アクセスポイント
SB−900
メーカー希望小売価格
¥176,000(内消費税16,000)
10/100BASE−TのHUB間を結ぶ無線ブリッジ
SB−900(内蔵アンテナ)同士では、見通しで500m程度飛びます
1:n の利用も可能です
モードを切り替えてアクセスポイントにも変身します
この場合、255台のクライアントまで接続できます
元々屋外用ですが、屋内の利用について何ら問題はありません
指向性を持ちます(フロントパネル方向に180度)
この内蔵アンテナは、一方向に対してかなり強力な電波を飛ばすことができます(平面型アンテナを内蔵)
病院の床を超えて通信できた例もあります
外部アンテナを使用することも出来ますので、サービス範囲を任意に設定することも出来ます |
壁2枚、床2枚を突破?して接続できた例もあります(建物の構造による、要現地テスト)
簡単な無線LAN装置ではとても到達できない距離をカバーできる可能性があります |
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総務省は、2020年までに全国全ての小・中・高校に、無線LAN「Wi−Fi」を導入する方針を発表
そのための導入費用の半分を補助(19年度までの3年間に計100億円を確保)
1.文科省の進めるタブレット端末など使った「デジタル教科書」の普及を後押し
2.災害時には避難場所となる学校で、インターネット接続環境の確保も視野に
従って、各教室はもちろん、職員室や体育館にもAPを設置、校内どこでもネット接続環境の確保を目指します |
2016.07 17年度政府予算概算要求に |
アクセスポイントがあれば・・・
無線機屋さんならではご提案 『WLANトランシーバ』 |
写真左のコントローラの配下に、アクセスポイントが置かれ(汎用のものでもOK)、そのアクセスポイントの配下でトランシーバが稼働するというのが本仕組みです |
ありそうで、なかったものの一つ
無線LANをインフラにした音声通話装置・・・トランシーバです
一般に、WLANトランシーバと称されます
V_LANを張れば、世界中と通話ができます
無線LANの利用ですから、登録や免許は必要ありません
従いまして、電波利用料など維持コストも発生しません
ただ、あまりに機能が多く、どういった業種の方に、どの機能を使っていただくと、携帯電話やPHSとは違った便利さ、利便性の向上があるというアピールに悩んでしまいます
通話にコストがかからない点、複数話者が可能(同報性能の高さ)、一般に携帯電波の入らないところでも設置・運用が可能という点は、単純に優れた点かと思います
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携帯電話・PHSと似ている機能
ヘッドセット(上の写真の無線機に取り付けています)を使用することで電話同様の同時通話ができる
Full Duplex
バイブレーションによる着信通知
ショートメッセージ受信機能(PCより送信)
トランシーバを内線電話端末として使用可能
放送機器との連携が可能(ゲートウェイの採用)
1回の充電で8時間の運用が可能
携帯電話・PHSでは、できない機能ほか
地下などいい例ですが、携帯電波の不感エリアでも、アクセスポイントを設置することで通話対象エリアに
個別呼び出し/グループ呼び出し/全体呼び出し/通話 が可能です
無線機の持つ、同報性能そのままです
同報・・・スピーカーで聴くことができます! 一方通行で良ければ完全なハンズフリーです
『指令卓』の設置が可能
WinPC上で、無線指令卓を実現
PCから音声送受、無線機へテキストメッセージ(ショートメッセージ)の送出が可能
特定の端末だけ通信に参加をさせない無効化処理
無線機の紛失時などのセキュリティ対策(いたずら防止)
アプリケーション対応が可能、以下一例
アクセスポイントへの接続から、その接続情報が得られる(位置管理)
無線機のステータスが分かる(制御できる)
状況を見て、リモートで無線機を送信にさせて、その場の様子を聞くことができる
一人受付などに有効か(クレーマー対策、安全対策)
TOPセールスのトークを、他の担当者に聞かせることができる(社員教育)
従来からある免許・登録不要の特小無線機との違い
連続送信規制がありません(特小は連続送信3分で一度切れる)
連続同時送受信は、1mWの制限がありますが、この制限からも解放されます(良く飛びます)
PHSの設備更新対象に
この先の運用を考えると、PHSからの置き換えニーズがあると考えられます
子局に対して3台までとか言う、接続の制限もありません
ゲートウェイを設けることで、外線通話も可能です |
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業界別提案書の中から |
学校現場での使用については、緊急放送システムのご紹介を参考になさってください
支援学級が増える中、あるいは小中(中高)一貫校など、同じ敷地内であってもグループあるいは個別対応の必要な連絡が増えたと聞きます
また減災対策の動きの中でも、職員間における情報の共有化も大きな要素となっています
携帯電話ではできない、無線(トランシーバ)ならこその利便性(同報性においては一番!)を認識いただければと願います
緊急時のアラート(無線機側の簡単な操作で、職員室の回転灯を点灯)、放送設備連携など、過去のアナログ特小トランシーバで培ったノウハウをWLANトランシーバにも・・・興味のある方は、ぜひご照会ください
特に、2017〜2019年の3年度については、先の項に記しているとおり、総務省の補助(50%)がでます |
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こちらは、特徴的なところ、オリジナルの部分を描いた「絵」です |
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教育現場では、前述のとおりタブレット端末を使った授業への取り組みに、総務省が予算をつけています(補助率50%)
この動きに便乗?(アクセスポイントの設置!)することで、校内の連絡網の構築が可能になる、ということにつながります
併せて、地域の避難場所である学校における非常時のインターネット接続環境が得られることで、減災対策にもつながります(学校の、地域に関わる価値が、より向上します)
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大型商業施設や、地下の設備/駐車場など、保安管理の対象箇所であっても、携帯電話も無線も通じないというシーンが見受けられます
たとえ携帯電話が使えたとしても、同報通信はできませんから、緊急時対応には決して良い手段とは言えません |
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