Collins 208U−3
往年の送信機というか、リニアアンプです
2〜30MHz帯において、0.2wの入力で、3Kwの電力が得られるという代物
付属のマニュアルによれば、Rev4thが68年6月、5thが76年1月となっています(以降の記載はない)
この5th版の表紙は、Rockwell International Collins instruction book となっています
この時点で、コリンスはロックウェルに身売りした後のようです
多分ですが、ベトナム戦争時代までの現役選手かと思います(衛星通信普及前の、短波帯を使った遠距離通信時代の言わば最後)
兄貴分に、208U−10 その名の通り10Kw出力のものがあります(聞くところによると、当時のUS大統領専用機に搭載してあったとか)
まだCPU等は使用されておらず、真空管とトランジスタ、サイリスタと言う陣容です
扱う電圧が高いせいか、ALC検出用にはダイオードではなく、6AL5が使われています
さて、現品ですが 1750H x 800W x 560D 重量は???
ちょっとした飲料の自販機くらいのサイズで、メカとトランスの固まりです、とにかく重たい!! 手で持ち上げられるわけもないですが・・・
短波放送局のお下がりとか・・・90年頃までのチェックメモが付いています
また正面と背面の両パネルに「2」とペイントがあり、チェックメモの記述からも予備機だったような感じがします(天板にあるアンテナ接続のための解放部は、メタルシールが張ってある)
とりあえず便を利用して運んできましたが、置くだけで精一杯
時々思い出して、付属のマニュアルを見て、部品を見て、ふ〜ん、は〜ん という反応の時が過ぎるだけかと思います
メカ的な修理(たちまちRF出力メータが破損/輸送中のトラブルかも)と、お掃除くらいは出来るかもしれませんが、ほかに何もできないまま、単なる保有者になってしまいそうです
メカ技術は、勉強になるとは思っていますが(そう考えて入手)、最近では、プロ局でもパワーFETの採用・・・UHFでもクライストロンなど使ってはいないようで、今更真空管?と言う声も、実用本意(目的)なら出てくるでしょうね・・・こんなバカでかいだけの「もの」の、どこに価値がある?って
電気的な特性から言えば、アンプの直線性が優れている・・・増幅装置の非直線性により発生する高調波 2信号三次ひずみなどと呼ばれるものですが、この発生の少ない点が評価されている増幅装置のひとつが、このシリーズです
かの有名?なオートチューン機構の一部です
ファイナルチューブは、最下段のコイルの奥に鎮座です(4CX3000A)

なにせ、お話には聞いたことがあるものの、実物を目にするのはこれが初めてです

大きなサーボモーターで軸を回し、リアクタンスを可変して目的の周波数に同調をとる・・・オートチューンです

リアパネルの排気ダクトそのもののような吹き出しを見ると、かなりの高温のそれも風量で、という予想は容易につきます


本装置ですが、0.2W入力でフルパワーというハイゲインの持ち主です
ドライブ段(キャビネット全体で言えば中段)の様子です
中央に横向き取り付けになって見えるのが ドライブの4CX350Aです
Aクラス動作で、2段増幅(上側パネル陰にもう一本)
左側にマッチングセクションが見えます
その下にある円筒状のものは空冷ファンです
操作スイッチパネルの下は、電源部です

厚さ30mmを超える付属マニュアル(1976年の記載、コピー)の絵を読んで字を眺めています

複数の回路図がある・・・アンテナ種別やコントローラなどに関して、いくつか種類があるのかもしれません
ぼちぼち、マニュアルを読み込んでみます
2014.02   JA4FUQ

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