Collins 32S3
先にご紹介した、HAMMARLUND HQ−215 を実用するにあたり、送信機が欲しい・・・から入手したもので、入手の動機としてはきわめて不純?なものです

一目でCollinsと分かる、おなじみの「顔」
送信機は、32S1〜32S3Aまで、受信機は、75S1〜75S3Cまでのラインアップだったかと思います
この32S3ですが、同じ筐体に収まる真空管の数も少ないし、常に動作しているわけではありませんので、KWM−2ほど筐体温度が上昇しないように感じます
もっとも、真空管の寿命が延びることを期待して、中圧(275V)は低めに下げて供給しています
余談ながら、私の頭の中には、KWM−2は真空管寿命が短いという印象があります
その昔は、聞けば泣く子も黙ると言われたCollins Sラインを構成する送信機です
ペアとなる受信機は、75Sシリーズです
トランシーバ・タイプは、あの有名なKWM−2シリーズとなります
日本国内では、トランシーバ・タイプの人気が高いようですが、US本国ではセパレート・タイプの人気が高いようです
お国柄と言うより、広さの違いでしょうか!?

その昔は、業務用(軍用)を中心に、ラック・マウントされたもの、あるいはオペレーション・デスクに組み入れられたものを良く目にしました(羨望のまなざしで見ていました!)

Sラインの構成/シリーズとしては、デスク・トップ型リニア・アンプ 30L1(811Ax4 1Kw入力)、そしてフロア・コンソール型リニア・アンプ 30S1(4CX1000Ax1 2Kw入力)がありました

本送信機ですが、3〜30MHzをバンド幅200KHzでカバーするもので、ファイナルは6146x2 SSB/CW 出力100Wの標準的なものです(32S3は、アマチュアバンド用水晶発振子を実装、バンド切替数が2倍になる32S3Aもありました)
VFOは、十八番のPTOで1KHz直読ダイヤルです

安定度が高く直線性に優れた1KHz直読のVFO、中和条件の狂わないμ同調機構、RF-NFBの採用など、技術的には当時の最先端をいくものでした
電波の質など、常に手本とされてきたものです

電源は内蔵されていません(AC電源は、516F−2が純正)
シャーシ・ケースは硬質アルミで、ウィングマークが示すように、製造後50年が経っていると思われますが(本機の製造は、64〜65年と思われる/付属取説にあるRTTY対応の記載期日より)、非常にきれいです
鉄シャーシでは、こうはいきません、きっと

今回入手したものは、真空管も直近に総入れ替えされたもののようで、メカあるいは動作についても問題の無いものでした

本来、このペアである受信機、75Sシリーズを意識したと思われるHQ−215とのトランシーブなど、実用に向けた取り組みについては、別ページでご紹介させていただきます

     取り組みの詳細は  →  こちら


硬質アルミの採用で、時が経過しても非常に綺麗
RFシールド効果等でも、鉄よりアルミが有利!
軽いし・・・
ことCollinsに関しましては、その歴史も長く、技術的にも先進的で、アマチュア無線家にとってあこがれの無線機メーカーであり、その技術を得ようと多くのOM方による情報がいっぱいあります(皆さまご承知のとおり!)
Collins Radio Companyは、1933年の設立で、大戦後の40年代後半から、数々の高名な無線機器を世の中に送り出しています
1971年にRockwell Internationalに買収され、現在の社名はRockwell Collinsとなっています
多分ですが、今でも航空機搭載無線機ではトップシェアかと思います
こちらでは、60年代の仲間である受信機/HQ−215と組み合わすことで、今の時代でも通用する実用的な無線システムをと言う目的の範囲でご紹介をさせていただきます
2014.07  JA4FUQ

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