DRAKE T-4X
DRAKEのかなり初期の送信機です
この前に T-4 というモデルがありました
R-4Aという受信機を持っていたので、傍に並べることのできる同時代の送信機として入手しました
多分ですが、R-4A同様1965年頃の発売です
発売当初のモデルは、メインダイヤルノブ形状が異なります
R-4と同じダイヤルノブです
私は、先に入手していたR-4Aのものと同じダイヤルノブのものを入手しました
T-4Aというモデルはなく、T-4Xが、R-4/R-4A両時代のペア送信機であったということでしょう
1.8〜30MHz(2.3〜3MHz、5〜6MHz、10.5〜12MHzを除く)をカバーする、SSB、CW、AM出力100Wの送信機です
USB/LSBのモード切替は、フィルタの切り替え・・・キャリア発振は一つで、周波数読み取りもひとつのカーソルでというDRAKEのポリシーは変わりません
ファイナル管は、6JB6ですし、PTO素子がトランジスタからFETに変わったくらいで、この後のT-4XB、T-4XCと大きくは変化していません
見た目にはメイン・ダイヤルが大きく変化・・・T-4XCモデル、でした(1KHz直読ダイヤルに)
リアパネルの様子

極めてシンプルそのものです
シャーシ上面をリア側から見たもの
シャーシ上面をフロント側から見たもの

トランシーバ(TRシリーズ)とは異なり、RF同調は、スラグチューンです

TRシリーズ・トランシーバは、マチュアバンド専用で、こちらはVCによるチューンですので、ゼネカバかどうかで仕組みを切り分けているようです
シャーシ底面です
今回修理をあきらめたSW部
VFOモード選択SW(トランシーブSW)の前面ウェハ(回転する部分)が破損していました
全く送信できません
新スプリアス規定に則った計測を進めている中で、DRAKE製品にあっては、帯域外領域スプリアスが規定値をクリアできなかったので、本機も本気で修理する元気がなくなりました
いつもなら、それなりの動作をするところまで面倒を見るところですが、今回は破損が機構部品であること、実際の運用には堪えないであろうということで、お飾り状態でオシマイとします 
とはしたものの、
別途、T-4Xを入手し、問題のトランシーブSWを交換しました
両面に配されたロータリー・コンタクトのフロント・パネル側(写真では見えない側)が破損していました
フロント・パネルを取り外し、半田吸い取り線を使って慎重に作業しました
宿題の一つが終わりました(日付を見たら3年越しでした)
2025.05
2022.05  JA4FUQ

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