ゾーニングを目的に=追い払いロボット=
AI活用で、鳥獣被害対策のお手伝い
本装置の仕組みや個々の動作など、具体的にご紹介させていただきます
現状では、汎用的な扱いですが、目的が決まれば、例えばコンパクト化などVerUpも対応できます

こちらで、仕組み全体を解説しています  

今回、忌避手段として採用したパラメトリック・スピーカーとLEDライト部のアップです
実証実験から、ストレスをかけるために貢献したのは、まず間違いなくパラメトリックスピーカーによる銃撃音です
問題は、高額なこと、そして国産品の生産が終了したことです(再販売も?)
カメラ部は、頑強な筐体に収めています
上写真で点灯してる今回実証実験で採用したLEDライトは、一般的な強力懐中電灯です
3〜4m離れた場所で見ると、投光はこんな感じです
部屋の照明を消して写しています
写真ほぼ中央(やや右)に置かれたウリ坊が見えます
ウリ坊が照射の中央にいないのは、ロボットとの距離が近いためです(センサカメラとLEDライトが、離れた取り付けのため)
この広がった光では、野生には追われた感はないと思います
絞られた光源か、レーザー光の採用がパラメトリックスピーカー音同様に、追尾(自分がターゲットにされている感覚)を実感させることができると考えています
3m先に置いた体長25cmのウリ坊
ビッグサイトや農水省本館でも、このぬいぐるみでデモしました
遠隔モニタの様子:スマホ画面を写したものです
ロボットから3m先に置いた全長25cmのウリ坊を、識別・威嚇をしている様子を、遠隔でモニタしている様子です
画面中央で四角の枠で囲まれている
   ↓
対象を識別し、追尾を行い、画面中央で捕らえ
そこで威嚇をしている様子です
明るい室内ですが、LED投光でぼんやり緑っぽく見えています
 改造中・・・タイマ組込、Lesarライトに入替 etc 
忌避手段 LEDライトを、Lesarライトに交換
ここまで使用していたLEDライトは、3.7V 250mA程度だったのですが、今回採用のLesarライトは、3.7Vで350mA程度
電源のスイッチ容量を大きくしました
2.5mくらい先に置いた、ウリ坊ぬいぐるみをターゲットに威嚇している様子
50m先なら、光も少し広がって良い塩梅に?
近い距離で、画角の中で狙うとなると、これだけシャープな光源は、見方を変えれば使いづらい?
取り付けをカメラ側に変更するのが良さそうです
ロボットの判断&動作の様子をモニタしているPCブラウザ画面を写したもの
 大きくストレスを与える忌避手段、ローコストで実用的なものを見つける実証実験を継続します
現時点では、レーザー光の使用が認められるのが一番と思われます

現状ロボットのハードウェア仕様
耐久性を重視したカメラ・ベース部(オリジナル)
重量約30Kg
このものに忌避手段を取り付けるイメージになります
実証機では、このものにパラメトリック・スピーカー(放射器)と赤外線投光器、そしてLEDライトをセットしました


こちらが裏方、制御BOXです
サイズ:400Wx600Hx180D のキャビネットに収納
メインのCPUほか
パラメトリックスピーカー・ドライブ変調器
DVR、携帯網接続ルーターを内蔵しています
ベース電圧は、商用AC100Vです
この条件で、消費電力は、最大100Wです
独立電源を採用の場合は、DC-ACインバータを使用します
効率は良くありませんが、スリップ・リングの都合で、現状ではやむを得ません


 目的に応じて、カメラや忌避手段も選択できます
センサとしてのカメラや、忌避手段の選択あるいは組み合わせなど、現地の経験に合わせた選択や利用が可能です
 固定カメラの例
同じカメラで、画角100°に設定すれば、距離5m先で12m巾の監視が出来ます

低温花火/
電子花火の利用
     
  爆竹イメージで検知した向きにあらかじめセットしていた電子花火に点火 
 本技術の農水分野以外での応用について
今後、普及が進むと思われる風力発電機
洋上設置の発電機を含め、バード・ストライク問題がついて回ると想像されます
鳥が近づいたら、風車の回転を止めるという策(技術)があるようですが、それよりも近づく鳥を追い払うという発想があって良いと考えます
折角の発電です、その効率を落とすことなく、バード・ストライク問題の解決ができるとすれば、それがベストでしょう
鳥に対しては、複数個所からレーザー光を当てると、追い払い効果が上がるという研究結果があるそうです
本鳥獣害対策ロボットを、風車の向く方向に同期して監視ができるよう複数設置することで(単純には、風車のヘッド部分の両横に設置する/この場合、保守に問題が・・・)、近づく鳥を追い払うことができる可能性が浮上します(機会があれば、トライアルしてみたい!)
レーザー光
特に洋上において対象が鳥ということになると、レーザー光の人に影響を与えるという心配は、ずいぶん軽減されると考えます
現状の役所対応ですが、人の生活圏にあっては、忌避手段としてレーザー光使用のお許しが、なかなか出ないというのが実態です(期間や場所を限定しての使用は、OKが出そう)


バードストライク問題 最近のニュースから(2025.04)
北海道にある風力発電施設
バードストライク確率は想定の13倍以上で、期待した欧州で実績のある2社のバードストライク防止対策システムも効力を発揮しなかった、と
記事によると、その防止対策システムは、カメラを使って検知し、300m以内に鳥が近づくとスピーカーで忌避音を鳴らす仕組みのようです
結局、3月末以降は日中の稼働(発電)を停止しているそうです

鳥に対して忌避効果が高いとされるグリーン・レーザーを忌避手段として採用した本システムを複数台稼働させて、複数方向から、対象とするものへの狙い撃ちを試してみたいものです(イメージを記します)



 映像のAI識別によるリアルタイム監視通報システム

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