サル接近警戒システム
商用電源標準タイプ
 猿害対策取り組み初期の時代・・・・・・島根県羽須美村(現邑南町)と岡山県美甘村(現真庭市)に設置したものの「写真」を使ってご紹介いたします。(直接、私どもで施工させていただいたものです)
 商用電源(AC100V)を設置場所近くのお家、あるいは街路灯のように電力会社の電柱から直接引かせていただく電源確保方式です。
 電源に引き込みについては、全て同様の商用電源ですが、設置に関しては、現地の目的、状況にもっとも適した方法を採用させていただいています(どの世界も、ヒヤリングが大切ですね)。
 やはり、効果は最大 かける費用は最小・・・  どなたも、お望みはご一緒ですから!!
 
お天気が悪い日の、それも工事を終えた夕方の撮影で、暗くて見づらいのはお許しを願います
2基とも、φ89仮設柱(5m)を1m埋設、その柱にコンジットパイプを抱かせてサブポールとし、アンテナや回転灯を取り付けています
電源は、いずれも近くのお家から引かせていただきました
    
 
こちらは、ビニルハウスへの電源引込用支柱を借用したもので、新たに柱を立てたものではありません
電源確保の点では、楽ですね(オーナーさんの了解さえいただければOK!)
写真右側のシステムは、2010.01 柱ごとリニューアルしました(φ89柱を立て、専用エンジンを搭載しました)
   

 こちらもお天気が悪い夕方の撮影!
   
  本体BOXとアラーム音出力用小型トランペット・スピーカー

BOXの中身をご覧に入れましょう(標準タイプ制御BOXのフタを開けたところ)
この頃は、まだタイマーも標準装備ではありませんでした

2010.01 専用エンジンを搭載し、リニューアルしました
2つの谷間を狙って、2本の指向性アンテナをスタックで使用しています
電源は、電柱から直接引いています(定額契約)
 

▼電源問題
住宅に近い場所に、本装置を設置できれば、商用電源が使用できます
 そのためには、サルの出没する地域、山際からある程度離れていても、感知できるだけの受信感度が要求されます
 システムとして受信感度が低いと、その設置場所は、どうしても山際になります
 電源確保が問題となります
 携帯用の装置(バッテリ運用)では、長期間設置しっぱなし(保守なし)とはいきません
 かといって、独立電源を持つ装置は、どうしてもコストが高くなります
▼通報手段
 上記、電源問題と似た要素があります
 人の生活圏から離れた場所に設置したら、なにか遠くにいる人に連絡する手段が必要になります
 いまは、携帯電話があるから・・・それはそうですが、設置場所はどちらか言うと山の中ですから携帯電話サービスエリアという制限がありますし、装置としても余分なコスト増となります
 ワン切りにして着信記録を使う方式でも、基本料だけは毎月かかります
 これだけではありません、大きな問題がその裏にあります(当初、これに気づかない方が多い!)
 
1.連絡を受ける人の負担が大変
  結局、受けた人(ケータイを持つ人)に、他の人たちへの連絡という多大な労力をかける
  自分が直接現地に走るとしても、これまた大変な負担です

1.現場を直接見ることが出来ない
  雷とか、草刈り機に代表される2サイクルエンジンノイズなどによる誤動作が判別できない
  数回続くと、「オオカミが出た!」ストーリーになってしまいます

 生活(仕事)の範囲で、情報の共有化が簡単に出来る方法を採用するのがベストです
 キーワードは、「だれでも」「いつでも」です
 こうでなければ、「ここは人の生活圏だ」と言うことをサルたちに教えることはできません
 だから、人の生活圏の中で、下を向いていても気づくアラーム音と、遠くからでも識別できる回転灯の設置が、コストもかからず最も有効な「サル接近」を知らせる通報手段なのです

 合わせて、サルたちには、この音と光が発せられると、自分たちは人に追われるイヤな思いをすることを経験させます
 何度か経験すれば、賢いサルたちは、きちんと学習してくれます(いえ、「イヤな思い」を学習させなければなりません、これが被害防止の「鍵」です)


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