現地レポート
警戒システム設置後、初めての冬(岡山県真庭郡落合町 2004/02)
人家から離れた場所(山裾)にある畑で、最近(伺った10日前)発生した被害
白菜・大根・大豆が狙われました

上:大根
 一番おいしいところをかじられています

右:大豆です
 かなりまとまった量を食い荒らしています
 きっちり皮をむいて食べています
 干してある大豆の枝ごと、背中に担いで山に戻る姿も見る機会があったそうです(怒る前に、笑えるとか!)

しかし、こうなると、被害を受けた方は、収穫の意欲をなくされるようで、そのまま放置した状態でした

落合町/ソーラー(独立電源)型接近警戒システム設置後のサルたちの行動変化
 昨年夏の設置から、初めての冬を迎えました
 頻繁にサル接近を知らせる動作をしていますが、電源不足(電源の不安)は起きていません
 接近警戒システムが作動すると、地元の方は自分の畑を見回りに出かけます
 山から出てきたサルを見つけると、花火による追い払いをします
 花火を打てば、おっサルが出た、あっちの場所だ・・・が、ご近所に知れ渡ります

 1.人家に近づいての被害は無くなった
     つるし柿など狙って、人家の屋根を伝って近づくようなことは無くなった
     自家用の野菜被害も激減した
   ※生活圏の境界線を、山裾に押し戻せたようです
 1.この地域の滞在期間が短くなった
     以前は、1週間程度滞在していたものが、2日程度でいなくなる(検知エリア外に移動)
 1.この地域の先に出没(移動)しなくなった
     どうやらこの場所で、Uターンしているらしい
   ※サルたちにとって、この場所が居づらい、居心地の良くない場所になりつつあるようです
 1.不確かだが・・・
     閃光(パトライト)に反応しているようだ
     光が見えれば、それ以上近づいてこない(山を出てこない)
     閃光が、人が出てくる前触れであることを理解しているようだ
こんなお話しを、下記取材の中でお聞きすることが出来ました
  
地元TV局による取材前の雑談シーン

落合町に設置したサル接近警戒システムについて、地元の方にその効能をお話しいただきました
昨日までとうってかわって、この日は冬に逆戻り、この後伺った美甘村では、雪/あられに見舞われました

冷たい雨があがるのを、お堂の下で待っているときのものです(みんなで雨宿り中!)
以前は、このお堂もサルたちの生活圏になっていたところです

こうして時々地元の方とお話の機会があるのは、広く情報が得られるし、このように話題になることで、また追い払いに精を出していただけます(今回は、放送時間も長く、お話しいただいた方全員が登場しました!)
 ご関係の方(北国!)からは、これから(特に)サルとの格闘に追われる春・・・年中行事ではあるようですが、以下のようなご感想もいただきました
 地元のTV等で公にこのシステムが紹介されることは、ほんとにすばらしいことだと思います。
 被害を受けていない非農家の方々もサル被害の深刻さがわかり、いろいろと理解も深まっていけばよいと思います。
 そして、非農家の方々もサルを見れば追い払いをすると言った形になれば幸いです。(追い求める理想ですが)。


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