TS-820S + SM-220(BS-8)
槌より柄のほうが重たいお話(私にとっては、よくあるお話!?)
シャックに置いて格好の良いTwo Toneオシレータが欲しくて、表示をしなくなったというSM-220を手に入れました
この機械では良くある、高圧系のトラブルが発生したもののようです
1台実用しているものがあり、様子は分かっていますので、すぐに修理に手をつけました
古い部品が入手しずらくなった昨今です
部品入手に手間取りましたが、きちんと表示をするようになりました

中を開けて気付いたことなのですが、BS-8バンドスコープ・オプションが搭載してありました
この発見が「こと」の始まり・・・槌より柄のほうが重たいお話の始まりです

費用と時間を使ったわけは、単にBS-8の表示が見たかっただけ、です(折角入っているものですから、どんなものか見てみたい!)

BS-8をちゃんと働かそうとしたら、TS-820が必要です(8830KHz付近のIFであれば別のものでも良いですが・・・)
仕方がないので、送受できない(周波数表示をしない)ジャンク、というTS-820Sを入手しました
IF以降は動作していましたが、VFO動作せず、カウンタ表示もしない、全く送受しないものでした
古い時代のものですから、接触不良からチェックが始まる世界です
前オーナーか修理依頼をした先かは分かりませんが、PLLユニット、そしてカウンタユニットは特に凄い半田盛りがしてありました
WEB上などに、この手のトラブル(TS-820で送受NG、カウンタ不具合)の原因の多くは接触不良、この場合は半田付けのやり直しで解決したとかいう情報が多くあるのでしょう
実際は、外部VFO接続コネクタ(現状はショート配線のみ)に接触不良、PLLユニットからの配線引き出し部に接触不良、VFOレベル低下ほかによるPLL Lock外れが見られました
ここまでの修理で一応の送受信とカウンタ表示はするようになりましたが、ドライブ不足?(各バンドでパワーがまちまち)、そしてカウンタが8→0、9→1という非常に読みづらい表示をしてくれます
BCD先頭ビット「1」が立たない状態のようです(常に「0」)
この頃のカウンタは、TTL-ICでの構成、古いTTL-ICを探さないといけない羽目になりました
怪しいとにらんだICは、探しても入手できないLSタイプでしたので、仕方なく通常タイプに置き換えました(念のためICソケットを採用!)
折角ここまで直したのだからと、RF、IFトラッキング、ファイナル中和と一通りの調整を行い、スペックどおりの動作をするまでに至りました(おきまりのお掃除も実施、真空管ほかの交換は不要でした)
本機で運用するつもりは、全くないのですが・・・
Sメータは、今風に30dbμVで、S9表示・・・少し甘い?指示に調整してみました
さあ、ここからが本番
バンドスコープ用出力の追加・・・BS-8用に必要な改造をしました(最初から付いているIF出力端子も、SM-220取説の指示どおり、レベル調整用に抵抗を入れました)
ジャンク箱の中ほかを、必死でGTプラグを探しました!
余談ながら、BS-8についても、調整は必要でした(帯域幅、センター周波数 センター周波数については、結構シビアです)
見てみたかったバンドスコープ表示です
巾±20KHz 14MHz帯での実稼働
ひとつの信号(SSB)を受信した様子です
こちらは近接の信号があるケースです(いずれもSSB)
巾±20KHz 14MHz帯での実稼働です

最近のスペアナ機能付きという無線機の表示解像度には及びませんが、それなりに様子を見ることが出来ます
表示可能スキャン巾については、±20KHz巾と±100KHz巾しか選択できません(そのバンドを端から端まで一発表示と言うことは、出来ません)
入手したステーションモニタ SM-220 に、たまたまバンドスコープ・オプション BS-8 が装着されていたために、使う当てもないのに余分な費用と時間を使ってしまったという、私にはよくある「槌より柄のほうが重たかったお話」でした

「槌より・・・」 岡山限定のことわざ?? だとしても、意味はお分かりですね
    2016.09    JA4FUQ

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