同時進行の道徳授業 3年生
            TOSS岡山サークルMAK 吉田真弓
                岡山県岡山市立大野小学校


7月 1次 「まさるの花火」1−@ 自立節度


1 資料を読む。「まさるの花火」

まさるくんは,しっぱいしてしまいました。
行けなかったことは何でしょう。ノートに書きましょう。

せいぜい2つだと思った。みんなたくさん書こうと張り切っている。ノートに書くことに慣れてきたのか?
書けた人から発表してもらう。
 ・花火をまわしたこと。
 ・注意されたのに聞かなかったこと。
が主である。

2「過ぎる」の話

まさるはやりすぎたんだと思います。
「過ぎる」とはこう書きます。

「過ぎる」と板書する。

「過」と言う字は,音読みがカ。訓読みは過ぎる。
しんにょうは,「道」。かの部分は,「多すぎる」と言う意味があります。
これから,「道を行き過ぎる」という意味になります。
〜過ぎる。と言う言葉を見つけて書いてご覧なさい。

ノートに書かせ,黒板に書かせる。発表させる。
こちらが予想した以上にたくさんあるものだ。驚いた。

3 「過ち」の読み方

実は,「過ち」とかいて,別の読み方があります。
なんと読むでしょう。

子どもたちは,ちんぷんかんぷんで予想を言う。
「まさるのはなび」のお話がヒントです。とつげてもなかなか出ない。

「あ○○ち」とかいてもまだわからない様子。
答えを書こうとすると「だめー」というので,「あや○ち」とかくとわかった様子で矢のように手が上がる。

そうです。「あやまち」と読みます。
「過ち」とは,失敗,まちがいということです。
なんでもやりすぎてしまうと,過ちになってしまう。と言うことなんですね。
今日の感想を書きましょう。


暑い一日だった。
汗をかきかき,思考力もない様子。ぐったりとしている子も多く,道徳にはきつい印象がした。
しかし,「〜過ぎる」の部分では笑いが起きるなど楽しい部分もあった。
感想はいままでの経験,「過ち」のことなど色々書いた。
 集中力がひどく落ちていて,書き始めにかなり抵抗感があった。
内容は,焦点が絞れていない子も多かった。やりすぎた経験は子どもにはたくさんあると考えたのだが。
暑さのせいもあるが,授業の焦点が不明確。また力のある資料が用意できなかったためであろう。
いずれにしても,この気候で道徳は結構つらい。
子供たちはよく頑張ったのだが・・・。あつさを忘れるほどの授業を考えなくては・・・。


       前の時間へ           次の時間へ

道徳Topへ            HPトップへ
    

      TOSSランド