新しい学力観に基づく授業の構想
1 授業の構想
 生涯学習社会における学校での学習の在り方を考えて,子どもたちが学び続ける心(学ぶ心)をもち主体的に学習していく授業を,次の4点を繰り返し経験できるように構想する。
@ 数量や図形など学習の対象に,興味・関心をもつ。
 A 興味・関心をもったことについて自ら問い,数学的な考え方・表現・知識を活用して考え活動し,主体的に解決する。
 B 主体的に問題を解決した感動や,数理的な処理のよさ(人間の知恵)が分かった感動を味わう。
 C 分かったことや感動したことから,次の学習(生活)でも,自ら学ぼうとする意欲をもつ。
 
2 単元の構成
 先に構想した授業では,生涯学習社会において子どもたちが主体的に学び続けることをめざしているが,このことを具現化するためには,子どもたちの学び方を想定した単元構成が必要になってくる。そこで,次の4点に留意して,単元を構成することにする。
 @ 学校を含めた郷土の自然や文化のすばらしさに,数理的な面から感動することを核にした単元を構成する。
 A 子どもたちが興味・関心をもつ学習具を工夫し,主体的な思考実験の中で数理的な感動が得られるように,単元を構成する。
 B 情報を処理する過程で,論理的な思考力や直観力が育つように,単元を構成する。
 C 学習を,「関心・意欲・態度」「数学的な考え方」「表現・処理」「知識・理解」の面からも,捉えられるようにする。
 
第4学年  第10単元 (面 積)   芥子山小プラン
学習計画
 第1次 面積の求め方を考える。
  第1時 広さ比べをして単位が必要なことに気づき,学習計画を立てる。
  第2時 1cu の個数を数えて,面積を求める。     
  第3時 長方形・正方形の面積の公式を考える。
  第4時 面積の公式を用いて,L字型の図形の面積を求める。
  第5時 練習問題をする。     
 第2次 大きな面積を求める。
  第1時 1uを基に,教室の床の面積を求める。
  第2時 1aを基に,運動場の面積を求める。
  第3時 1haを基に,学校の周り(長方形)の面積を求める。
  第4時 1q を基に,地域(長方形)の面積を求める。
  第5時 練習問題をする。
                   
単元構成表                 
表が大きいので、ダウンロードしてお使い下さい(一太郎形式/自動解凍ファイルです)。
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