同時進行の道徳授業 3年生
           TOSS岡山サークルMAK 吉田真弓

6月1次    「18才で1年生」 1−B 勤勉・努力

 以下のエピソードを書いたプリントを配る。

@ いつも,クラスでは@番でできの悪い落ちこぼれの生徒で,「おまえは頭が腐っ
ている。学校をやめてしまえ。」とわらられた。
小学校は,3ヶ月しか行かなかった。

A 3才になってようやくことばを話すことができるようになった。9才になっても
 きちんと話ができなかった。あだ名は「のろま」。中学校の時は「ろくなものにな
 らない」とみんなに言われた。
B 高校を卒業して,プロ野球の選手になりたいといったら,周りの人に「おまえ,
 頭がおかしくなったんじゃないか。」と反対された。プロの2ぐんに入り,練習を
 がんばっているとき,せんぱいから「おまえは3ねんたったらおはらいばこだな」
 といわれた。「まけるものか」と練習したがいくら練習してもこうかがでなかった
C 中学校の時,「将来ブラジルに行きたい」と書いたら,先生に「まじめに書け」
 と言われた。
高校時代,ブラジルのサッカーにくわしいかんとくに「ブラジルに行かせてく
ださい」といったら,「99パーセント,プロになるなんて無理だ。」と言われた
D 高校時代,監督にたのみこんでやっと陸上部にいれてもらう。大学を出て,
「マラソンそやりたい」と言う思いから会社に自分を売り込んだ。しかし,その会社
の監督に「ぺたぺた走ってバネがない。可能性はない」と言われた。それでも何とか
入れてもらおうと熱心にたのみこんで入部させてもらった。

「わかる」と言う子が居たのではっぴょうさせる。
 エジソンは正解。Cなかだ といった。
パワーポイントで答えを告げていく。
 @ エジソン
 A アインシュタイン
 B 野村克也
 C 三浦知良
 D 有森裕子

発問  このように自分の夢を実現するために,どのようなことをしたのだと思いま
 すか。

ノートに箇条書きにさせる。
 黒板に書かせる。
・努力した
・自分を信じた
・夢をあきらめなかった
・死にものぐるいで練習した。
のようなことで黒板が一杯になった。

説明 とても困難であっても,自分の夢を実現した人の話が教科書にも載ってい
ます。読んでみましょう。

資料「18才で1年生」 をよむ。

「こうなりたい」「こうしたい」と心から強く願い,はっきりした目標にむかって
努力したからです。
一番いけないのは「ぼくにはできないよ」と最初からあきらめたり,「どうせ失敗す
るに決まっている」と決めつけてしまうことです。
たいせつなことは「こうしたい」「こうなりたい」とまず,自分が強く思うことなの
です。そして,この目標に向かって今すぐ行動をはじめることなのです。

指示 自分のことで「にがてだから」「どうせできないから」とあきらめてしまって
いることはありませんか。どんなことができるようになりたいですか。
大きな夢を持つのもよし,「跳びばこがとべるようになりたい」のような身近な夢で
もいいのです。
今日の感想を書きましょう


反省
・「夢を強く持つ」ことの大切さは子供たちの心に届いたように思う。
「夢に向かって努力する」という努力についてはやや弱かった。
勤勉・努力 とは言えないかもしれない。
・エピソードにでてきた人物については興味が高まったが,こどもたちにとってもっと身近な人物であった方がよかった。(資料を探しきらなかった)

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