Hallicrafters SX-101A
こんなに重たいとは思いませんでした、サイズもでかいし・・・70pounds 約31Kgあります
このものに先立つこと2年前、1957年に発売されたSX−101が、Hallicrafters最初のアマチュア無線用受信機です
時代的には、高名な Collins 75A-4 と同世代です(75A-4も大きいけど、アルミ主体の筐体のためか、重量は本機の半分である35pounds)
当時、75A-4 $790 に対し、SX-101A $445 でした
このデザインや周波数構成をまねた例は多々ありそうです(前述のスター他)
1659年の発売開始(SX-101は、1957年発売)
3.5〜30MHz各アマチュアバンド、10MHzWWV、そしてコンバータを使用して50/144MHz帯の受信のために、30.5〜34.5MHzの受信が出来るように(ダイヤル・スケールは、50.0〜54.0/144.0〜148.0MHzとの表示の用意がある)設計がなされています
バンドの選択に合わせ、バックライトがその該当するスケールを照らすという、なかなか凝った作りです
選択度も、0.5KHz〜5KHzまで5段階で選択でき、Tノッチフィルタ、BFOピッチコントロール、100KHzマーカーまで当初から内蔵してあります
プロダクト検波器も、もちろん内蔵(この頃から、標準装備になったように思います/SSBが普及段階に)
ダイヤルタッチの良さが定評だった受信機かと思います
そのダイヤルタッチを得るまでの手間と、原因不明のトラブルに頭を悩ませましたが、なんとかクリア
快適な受信が出来るようになりました
ご覧のように、とにかくデカイ、存在感があります
当初、受け取る予定のなかった機種だったもので、後ろ向きに受け取ったときには、送信機かと思いました!
Drake 2-Bの体積から言えば、3倍くらいあります
分厚いビフテキを食べている人種でしか扱えない?、そのようにも思える大きな受信機です
その分、構造物あるいは配線などについては、がっちりしっかり作ってあります
マーカー用100KHzクリスタルは、GTソケットベースの真空管同様の中が見えるもので、その構造が目で見て分かります(大きな水晶片です)
21MHz帯の場合、20MHz近い周波数を一発発振する局発ですが、がっちりしている分、安定度もそこそこに取れています(通電後、一定の時間を経過した後)
左写真は、ケースから本体を取り出しところ
とにかく頑丈な作りです
飾り窓枠は、なんと鋳物です!

メインノブに関しては、内側にフライホイールが付き、ノブにもウェアイトが付いているという念の入った構造です
VCを回す機構はギアですが、ダイヤルスケールは糸かけ方式です

15球構成(整流管、スタビロ込み)のトリプルコンバージョンタイプの受信機です
1stIF:1650KHz
2ndIF:50.75KHz

Hallcraftersは、IF 1650KHzがお得意なようで、この後発売されるトランシーバーSRシリーズも1650KHzのクリスタル・フィルターが採用されています
内部は、シャーシの上下に関わらず非常に綺麗・・・保管状態は良かったものと思われます
惜しむらくは、メインノブの一部が欠けています

コイルパック一番手前が、1stオシレータコイル群
発振管は、12BY7です
1stオシレータは、ハイバンドではかなり高い周波数を一発発振することになりますが、21MHz帯SSBも安心して受信できます(スタンバイしたら相手がいない!は、ありません)
が、ここに至るまで、原因不明のトラブル・・・バンドSWを切り替えるとオシレータが止まる、電源を入れ直すとまた発振する
時々変な周波数(本来の発振周波数とは少し外れた周波数)の、それも不安定な発振になる
この原因が分からず、さんざん悩みました

原因
なんとバンドSWの接点そのものにありました
接点が当たっていない(時には、それなりに当たっているのでしょうが)セクションが1箇所
この修正に手間取りました

ダイヤルメカ
出来る範囲でですが、清掃してシリコンオイルを塗布
当初はフリーでは回らなかったダイヤルが、50KHz程度(3回転:7MHz帯)くらいは回るようになりました

AGC OFF
この状態でもSメータは振れますので、電界強度計として使うには好都合かも知れません

6K6 AFファイナル
大きな音量で、ゆったりとした気持ちで受信が出来ます
全体としては、安心して聞くことの出来る音色です(オーディオの世界で言うところの、真空管式アンプの評価と同じ感じ)
2014.12  JA4FUQ

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