自然エネルギーの利用
自然にやさしく、自然に力をもらって、自然と共存を
※CO2を排出しないエネルギー源※
当初、本テーマに取り組みスタート時の様子をご紹介
言わばレガシーです(2000年くらいから)!? 後から思えばいろんな思いを持って取り組んでしました
ページは、いわば備忘録です
      
 21世紀のキーワードのひとつに、「地球にやさしく」があります
 環境/エネルギー問題から、このテーマに取り組むときのヒント・・・
 個人にもできることは?、世の中はどう進んでいるのか?など、この問題を少しでも身近に感じていただければと、私どもの経験をまとめる形でこのページを作っています
 こうして、取り組んでいると、大げさかも知れませんが、少し人生観も変わってきます
公衆トイレの照明には独立電源を導入 国交省四国山地砂防事務所が設置した看板
自然環境を守る・・・一級河川吉野川の渓流保全事業の中心位置にありました
地滑りの計測・・・GPSシステムですが、その計測データを電話回線による1日一回の取得する従来の仕組みから、リアルタイムにデータを受け取ることが出来る無線LAN(ブリッジ)へのインフラ入替に伺ったときに撮したものです(2008/03)
自然エネルギーの活用促進に役立つ機材類
あまり一般的でないものをピックアップしてご紹介
インバーター
実用には欠かせないかも
風力発電機向け回転計
意外と難しいものです
簡易積算電力計
こちらも意外と貴重
     
無線ブリッジ(イーサーネット)
発電量などデータ通信に
携帯網利用
サービスリア内限定かつパケット料が発生
気象観測機器
風況調査から、ポイント気象まで

為政者は、聞こえの良いことしか 国民・市民に対しては言わない!?
 確かに、原発もCO2を排出しない発電ではある
 言い方を変えれば、環境に配慮した発電方法である
 また、発電コストも安いことがPRされてきた
 さて、電気事業連合会が原発後処理コストの試算を公表した(2002年3月)
 2045年までに、何と30兆円の核燃料再処理費用がかかる・・・と
 これは1Kwあたり2円程度のコスト負担となる
 原発のコストが安いと言って原発の普及を進めてきた、電力会社・政府の従来のPRとは矛盾する
 後始末を考えなければ・・・・というのが従来のコスト論だったことが明確になった
 参考に、風力発電によって得られた電力の電力会社による買い取り価格は1Kwあたり13円程度
 2円というコストは決して小さくない
 今後、電力使用料の中に、この処理コストが含まれるのか、税金で負担するのか、いずれにしても国民(利用者)が負担することになるのは間違いない
 また、変な平等意識で、原発を持たない電力小売り会社にも、この原発後処理費用を負担させようという制度も作りかねない
 じゃあ再生可能エネルギーの代表選手、ソーラー発電の将来はどうか?
 継続してその地で発電設備を更新して続けるのであれば、大きな問題にはならないかも知れないが、もし借地で元に戻して所有者に返却を、となった場合は、産業廃棄物が山と生じる可能性がある
 コンクリート屑に、鉄屑・・・鉄屑は処分できるにしても、コンクリート屑はどうする?
 規模は違うかも知れないが、原発同様にしまうときの処理の問題は残る
 国民(利用者)は、将来生じるかも知れない問題を、きちんと意識してその選択をしないといけない
 ということで!?そんなこんなも含めて、ここでは広く情報を提供することにします

便利・同じを優先した結果は?
 狭い日本・・・それゆえに?どんなところでも商用電源が来ていないところは、まずありません
 でもちょっと考えてみてください
 山の奥深くに電源を引くために、木を切って工事車両の通る道を作り、電柱を立てていく・・・
 これはもしかして自然破壊そのものではないでしょうか
 文化的な生活を営む権利がある・・・・奥深いところにお住まいの方はおっしゃるでしょう(おっしゃるかも知れません)
 観測装置など山の奥深くに設置することで、川下の方の生活を守る・・・そんな電力の使い方もあるでしょう
 ここで、ちょっと発想を変えてみましょう
 必要な電力をスタンドアローンで得る・・・
 すなわち、クローズな使い方の電力は、自家発電で良いではないかという発想です
 なにも遠くから、道を切り開いて電線をはわすことはありません
 数十Wの発電に数十万円かかるかも知れません
 が、前述の山を切り開いて・・・を考えれば、それはきっと小さな支出ですし、長い目で見た場合、今必要な環境対策だと思います
 利用者の負担なく、電力会社の負担で電気が引ければそれが良い、利用者負担で電力を得ようなど、とんでもない、街の人に比べて不公平だ・・・・そんな声も聞こえそうです
 じゃあ、環境に配慮と言うことでの助成制度(下流の利用者負担)や、電力会社に対して電力を得るための選択肢(ヨーロッパではちゃんとできます:グリーン電力の指定)があって良いはずです
 日本というロケーションにあった、小型の水力発電など、もっともっと普及して良いはずです
 効率を求める・・・  同じ管理下に置く・・・ バックグラウンドを無視して同じ結果を求める・・・ もしかしたら、誤った技術の使い方をしているかも知れません
 自然の中で生きること(正確には、生かされている・・・かも知れませんね)、自然と共存できることに関しては、農耕民族の歴史を持つ我々日本人は、得意なはずです
 少なくとも、米国などの、強引と言うか自然に対して取る傲慢な姿勢とは異なった文化をもっていたはずです
 なにもそんなところまで欧米化する必要はありません(むしろ、してはいけないことでは?)
 そんな事に気付く方が増えることを願います

自然エネルギー発電の特徴とその楽しみ方(利用法)について
以前仕事でご一緒した ノースパワー日下部氏の作によるウンチクをご紹介します
とても、良くできていると感心したもので、流用の許可をいただきました
特徴と楽しみ方(利用法)   3P まず、全体を広くご理解いただきます
風力発電システム        5P 日本にも根付くように、かなり詳細にご説明しています
太陽光発電システム      3P 住宅用系統連携システムは、私どもの事業外です
水力発電システム        2P 規制緩和が普及の鍵! 安定発電についてはNo1
ハイブリッドシステム      1P 合理性から、この考えで普及が進むことでしょう

系統連携(電力会社の発電部に相当)システム
逆潮流を伴う系統連携
 昨今、自然をエネルギー源とした、発電が広く普及をしてきました。
 最初から、太陽光パネルを屋根に設置した住宅も販売されています。
 これらは、一般的に『売電』を目的にしたもので、発電した電力を蓄えることはしません 
 政府の補助金(間もなく無くなるようですが)も、この系統連携かつ逆潮流(売電)をすることが条件で交付されています   
自  宅 電力会社
発電 パワーコンディショナー 売電
系統連携
±計算
逆潮流

電力利用 買電
 昼間発電した電力は、電力会社に販売します
 必要な電力は、電力会社から購入(深夜電力がお安い!)
 蓄電のための余分な負担(バッテリは消耗品だし!)を軽減します
 超小型発電所とすれば、これは合理的な方法でしょう
 ソーラー3KWシステムで、夫婦お二人の生活、月々1万円くらい黒字・・・・
 但し、設備費用の償却は、計算には入れないで・・・・です
 いくら少額でも、電力会社から入金があるのは気分が良いと・・・
 地元(晴れの国と呼ばれている岡山市!)では、こんな例があります
 水力が利用できる方・・・・発電にとっては一番効率の良い環境ですが、あくまで自家消費が対象になります
 パワーコンディショナーで、電力会社の系統に接続・・・・これは、発電装置側から見ると大きなバッテリに接続するのと同じで、だからこそ安定な電力として利用できることになります
 このことが意外と見落とされていますので、老婆心から一言!!
※水力発電は、電力会社への売電はできません
 電力会社が買ってくれるのは、太陽光発電と風力発電で得られた電力であって、太陽光発電の場合は、自己消費したうえで余った電力、その代わりに、設備に対する助成金が出ます
 風力発電の場合は無条件に買い取ってもらえますが、設備に対する一般的な助成制度はありません(大型のシステムには、NEDOによる助成はあります)
 ということは、太陽光発電は、自宅に設置しなくてはならず(人が住んでいないといけない!)、風力発電の場合は、何処にででも発電所として設置が出来る・・・ということにもなります。
  いわゆる系統連携、発電した電力を一般家庭の電気製品に使う・・・あるいは売電(逆潮流)用に・・・太陽光発電用にはお安いパワーコンディショナー(4KW ¥30万位 但しDC入力:100〜350V/ソーラーパネル用)があります
 また、小型風力発電機にも接続できそうな、低圧入力もの・・・系統連携用のパワーコンディショナーに必要な高圧直流を得ることの出来るDC−DCコンバーター(ストリングコンバータとも呼ばれているようです)も、最近低価格で商品を見ることが出来るようになりました(入手しにくいのがちょっと・・・)
 さて、これらを利用して何かひと工夫したいところですね、風車の個人家庭への普及を願って!!
逆潮流を伴わない系統連携
 自家発電して、足らない電力を電力会社から購入する
 売電しませんから、その発電の方式は自由です(変に制限されません)
 ただ、場合によっては電力を蓄えること・・・・蓄電が必要になります
    バッテリだけでなく、蓄熱とか、フライホイールのような回転エネルギー等への変換も考えられます
 ソーラーパネル設置の補助が得られる基準は、あくまで余った電力を売る・・・です
 風力発電や、水力発電には、太陽光のように公的な直接的補助はありません
    例えばですが、NEDOによる支援の直接の窓口は、地方自治体です
 水力発電に関しては、買い上げてもらえません
 でも、自家用に使うことについてはそれらは問題にはならないでしょう
 そう言った意味で、今後小さな発電所?が増えることは間違いないと思われます
 (最後の関門は、水利権!!)

住宅用系統連携システムは、当社の事業範囲ではございません
全国津々浦々に、この種の仕事をなさっている工務店さま、工事店さまがいらっしゃいます
具体的には、お近くの業者さまへご相談ください

風車も立派な広告塔(アイディア提供)
 風車に広告塔としての付加価値が付けば、その設備償却をずいぶんと早めることができるでしょう
 このことが、風力発電の採用の促進につながり、それが地球にやさしくできることなら・・・・


風車も立派な広告塔になるかも!?
と言う、趣味の世界での取り組みでした
夜空にぽっかり「文字」や「絵」が描けたら!

『エコプロダクツ2001』会場でデモしました

以下は、2005年『愛知万博』時の取り組み

水車の普及(自社での取り扱いは中止しました)

クラシカル調水力発電機

作成・設置例(過去の例)です
 当地岡山の歴史を紐解いたら、その昔、水車の普及・利用に関しては全国トップだったとか
 お隣の香川県・・・・讃岐うどんがとても有名ですが、この粉を引くエネルギーは元々水車・・・粉引きやさんからうどん屋さんに転身したところが少なくないはずです
 いずれにしましても私どもの地域は、この水車のご縁が大きいことが分かります
 最近、獣害対策で県北に出かける機会も少なくなく、その時に目にするミニ渓谷など、ここに水車がおければということが良くあります
 権利で言えば、水利権・・・
 構造で言えば、上掛けか下かきか・・・下かきの場合、流れの変化に対する追従性が悪い(寿命が短くなりがち)・・・
 等々、問題はなくはないのですが、一番確実に1日24時間発電できる仕組みであることは間違いありません
 太陽光発電・・・いくらクリーンエネルギーを生むと言っても、そのソーラーパネルを作るためには、かなりのエネルギーを消費しているわけで、この点からも日本人の生活の知恵である水車の有効性は見逃せません
 一方で、粉引きの例で申せば、臼と杵でガッタンゴットンするより、発電した電気を使って電動粉引きの方が効率的という数字もあります(石臼の方が石の粉が混ざってミネラル分が多い・・・とかいう理屈はここでは別において!!)
 この良いとこ取りで、水車を使った水力発電の普及を目指しませんか
 見た目も癒し効果が期待されますし・・・

 【例】
   水車直径:2.5m  水車幅:600mm
   原水落差:3.1m  流量:20g/秒   
   200W以上発電が可能
   1日に換算すれば、4800Whとかなり実用的な数字になります

独立電源システム & その応用例
以下、具体的な現地(利用先)をいくつかご紹介します
某大学に設置された観測用風力発電設備
 取引先が請け負った、大阪某大学の風力発電実験(観測)設備の設置について、少しだけ手伝わせてもらいました
 その時の様子を簡単に写真でご紹介します    
某職業能力開発大学校に設置、太陽光発電設備
 監視用PC機材をまかなう独立電源です
 ビデオカメラで撮られた映像は、無線ブリッジにて離れた監視場所へ送信・・・・・
 災害時など非常時の利用に関しての研究用だそうです
 移設が簡単に行える工夫・・・普及に最も重要なのは、そうイニシャルコストの低減!!
     1.架台・・・2名+2t車で簡単に移動できる
     2.シンプルな機器構成
     3.ローコスト
 今回は、500W足らずの負荷の機器を1日3時間、不日照日3日以内で、連続使用することが出来る・・・という仕様で、独立電源として、設計・製作を行いました。
高速道路新設時の影響調査/風況調査

バッテリは、
わざに箱に入れたまま
寒さ対策のつもり!?

本当の豪雪地帯であれば
飛行機型の風向風速計が
少々コストアップしますが安心です
 高速道路が新設されることで、環境の変化が懸念・・・・排ガス、あるいは冬場にまかれる塩化カリウム(凍結防止剤)の影響が心配・・・・そんな地権者の声に、工事前/工事中/工事後(道路開通後)の実態を正確に把握/風況調査するために、独立電源の計測装置を制作/設置を行いました
 不日照日が20日続いてもOK・・・・冬場は雪の降る地域でしたので電源は余裕を持って設計しています
 また、ロガーなどもー25℃〜+50℃というハードな使用に耐えられるものを採用しています 
サル接近警戒システム(独立電源型)


夏ではあったのですが、多少
の雲がある状態での計測です
70Wパネルで、ほぼ定格出力
が得られています(充電電流)
畑の中に独立!! バッテリは、LIFE-LINE 動作確認のシーンから
 独立電源型サル接近警戒システム、設置第一号機です(2003年夏 岡山県真庭郡落合町/現真庭市)
 この地域は、近くに寝場所があるようで、結構サルが接近してきます
 頻繁に警報を発しますが、電力供給に不安は出ていません
 2014年現在 ソーラー架台等に錆は目に付きますが、継続して稼働しています
某研修施設に設置された風力/ソーラー発電設備
 自社でも将来取り扱いしようという計画がおありなのでしょう
 その設置ノウハウやデータ取りのために導入されたものです
 写真では、多くの人が関わっていますが、これはいわば研修の一環でして、3名でこれくらいの設備の設置は可能です(少人数、省スペースで設置できる設計です、大型機械は不要です)
 取引先の仕事を応援?する形で出かけてきました(基礎工事など除いて、3人x3日くらいの現地仕事)
●風車:500Wクラス x 2基  (高さはいずれも地上高10m 支線式と自立式) 
      今回新たに設置
●ソーラーパネル:トータルで4〜5Kwあります
      既設のものを一部移動しました
●風向風速計:データ取りのために1基設置
      これに必要な電源は、雷対策の意味も含めて、独立電源(ソーラーパネル)を採用 
ビオトープの根幹を支える独立電源システム
 ビオトープとは、ドイツ語のBio(生物)とTop(場所)の合成語で、多様な生き物が持続して暮らせる生息空間という意味です。
 日本には、ちょうど10年くらい前、平成4年頃に初めて紹介されたように記憶しています
 ここでは、水の循環がひとつのポイントとなります
 その循環のための電力を、CO2を排出しないソーラー&風力発電によってまかなおうとするものです
 昨今の子どもたちの様子から、理科学離れが気がかりですし、殺伐としたバーチャルな世相の中で育てるのではなく、人も自然の中に生かされているという基本中の基本を体験的に教えることが大切と考えます
 また、学校における取り組みは、学校と地域との関わり、接点のひとつとしても、とても有効と思われます
 環境教育とか言った特定の面からだけでなく、人を育てる・・・という、もっと広く、大きく受け入れて欲しいのが、このビオトープです


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