動物の検知通報システム
大きく分けると、動物に装着して、その位置情報を発信する発信器と、その発信器から発せられる電波を受けて、その情報を利用する受信装置に2分されます
単に電波を受信するだけであるか(携帯型:行動域調査など追跡用途/もっぱら専門員による使用)、あるいは鳥獣被害対策用に利用するか(固定型:定点観測/一般の方の利用目的)、受信装置はその目的によって準備します
こちらでは鳥獣被害対策向け、それも対策が困難とされる猿害について、最新のテクノロジーで被害対策のお役に立てる野猿接近警戒システム『猿人善快』(特許第4070747号)のご紹介をいたします
2011年になり、もう旧型テレメトリ発信器の稼働はない(輸入品/過去の主役で、今となっては違法品 電池寿命3年と言われ、電波法改正後間もなく3年になりますので、この間の新規導入は無いでしょう)と言うことで、2008年夏の電波法改正で、新たに認められた適法テレメトリ発信器を対象にしたシステム一本でご紹介をさせていただきます
勿論、旧バージョンの『猿人善快』から、最新の機能へのバージョンへのアップをご希望の方も当然おありだと思います
その部分はサポートした形で「ものづくり」を進めておりますので、合わせてご紹介させていただきます

野猿接近警戒システム『猿人善快』の導入実績につきましては、こちらを参照下さい。

また、テレメトリ発信器、あるいはその利用法につきましては、行動域調査のページで、詳しくご紹介をさせていただいております(ご専門の方向け)

テレメトリ発信器は、このちらのタイプを使用します 
このテレメトリ発信器が、言わばマーカーとなります(台風の「目」です)
この発信波を受信することで、彼らの行動を察知します
周波数とIDにより、個体識別が出来ます
サルの場合、女系の群れ(母系社会)ですから、1匹のメスザルにこのテレメトリ発信器を装着することが出来れば、群れそのものの管理が出来るようになります
離れ(一人)サルは、群れとは別ですが、若いサルなら、そのうちどこかの群れに吸収されます
 
製品化時点で、システム全体をご紹介したチラシ
(2010年春時点です) 適法テレメトリ発信器 サル用 LT−01
  
 適法テレメトリ発信器 LT−01 仕様

NFMモード受信では、この5秒に1回のID送出信号(長い送出時間)しか受信できないと思います
オールモード受信機であれば、1.2秒おきの送出信号が「ピッ・ピッ」と受信出来ます(追跡に有効)
   
テレメトリ発信器を活用した猿害対策
 本システムは、言うまでもなく、装置が猿を追うものでも、猿を近づけないものでもありません
 猿にICTは無縁!です
 彼らが一番出会いたくないのは、自分たちに向かって何をするか分からない「超アナログ!な人間」です
 従いまして、彼らに同じパターンの対応をしていてはデジタル(機械)同様慣れられてしまいます!(結果、なめられたと思うのは人間の方!)

 猿害など鳥獣被害防止対策の基本は、地域が野生動物のエサ場にならない努力をし続けることしかありません
 言い換えますと、工夫と実践の繰り返し・・・こちらの工夫(防衛線)を彼らに破られたら、また次の工夫をする、この繰り返しです
 何か一度「手」を打てば終わる・・・というものではありません
 現実には、彼らの動き(群れ・行動特性など)を知る事も必要ですし、柵の設置・保守、作付けの工夫など、コストや人手など問題が山積・・・そんな難問解決の方法のひとつに、彼らの接近を事前に察知し、被害を予防する仕組みとして本システムがあります

 予知できる・・・常に彼らの接近を警戒する必要はありません
 まず、いつ来るか分からない敵に対する不安によるストレスから解放されます
 そして接近を察知(検知)できたときには、タイムリーに人が「ほ場」に出ることをきちんと行えば、これが予防となります
 (サルを具体的に追うことが予防ではありません、ただ既に「猿の惑星状態」になっている地域であるなら、当初はしつこい?強攻策が追い払いとしては必要でしょう)
 彼らから見ればその場所は、いつ行って見ても、出会いたくない人がたくさんいる場所、すなわち人間の生活圏であり、自分たちの生活圏ではないことを学習します
 そこに食べ物があることは知らないまま・・・彼らには洞察力はありません、経験についての高い学習能力だけです
 (彼らには、エサがありそうだ・・・という判断は、無いと思っていただいて良いと思います)
 従いまして、彼らにエサにありつけると言う経験をさせないことが、最大の予防となります(地域をエサ場にしない、ということはこう言うことです)

 その昔は、常に人がほ場(園地)にでて農作業をしていた、その作業の中には、地域で協力して原野と耕作地を分けるベルト・ゾーン(バッファ・ゾーン)の構築もあったわけで、このように野生と人との生活圏の区別をきちんとすることで、地域を野生動物による被害から守っていたのですが、今では農業従事者人口の減少、老齢化などにより、それが出来なくなって来たことが鳥獣被害拡大の理由のひとつでもあるわけです

 本システムでは、彼らの高い学習能力を利用することが、地域を彼らのエサ場にしない予知予防の「鍵」となります
 (通常は、逆の学習をされることで、地域が彼らのエサ場になっています!)
 本システムを旨く活用いただくことで、猿害からほ場(地域)を守ることが期待できます
 
野猿接近警戒システム『猿人善快』

=接近警戒システム 特許第4070747号= 
 事前に彼らの行動を予知できるメリットを最大に活かした予防策を講じることが出来ます
 従来の、被害を受けた後の対応に比べ、その効果は非常に大きいモノがあります
 サルには、洞察力はありません
 過去に経験したことを良く覚えている・・・です(記憶力が良い)
 被害に遭う=過去、彼らに良い思いをさせていた、に違いありません
 これからの猿害対策は、彼らが進もうとする先・・・人里ですが、いつ行っても必ず人の存在があるということを教え(見せつけ)、その場に来なくすることを目的とした予知予防策の実施です
 彼らの記憶力の良さを逆手に取ります
 この地域は、いつ行っても人がいる、人の生活圏だ、自分たちの行くところではない!と記憶させます
 接近警戒システム『猿人善快』は、この予知予防作戦をサポートします

 視点を変えてみると、夜行性であまり賢くないイノシシ/シカに比べ、猿害対策は楽ではないかとも考えられます(通常は、反対に受け取られていますが!)

■『猿人善快』利用のためには、テレメトリ発信器の装着が必須です
 これは行動域調査と同じ「モノ」を使用します。
 既に調査目的で装着されているのなら、そのまま利用できます
 2008年の電波法改正で、国内で合法的にテレメトリ発信器の利用ができるようになりました
 言い換えれば過去の主役、輸入品の新規利用は違法とされます
 本システムは、過去に輸入された発信器、及び国内適法の発信器、そのいずれにも対応します

■捕獲
 オトナのメスザルを捕獲し、発信器を装着したうえで群れに戻ることを確認します(捕獲→放野)
 ここでは、捕獲後のスピーディな対応が必要でしょう
 群れに戻る確認は、携帯型受信機をもって追うことになります(行動域調査と同じ)
 この一連の作業には、猟友会の方など地元の方(檻の設置・おとりの面倒)、獣医さん(麻酔処置・成獣確認など)との
 連携が不可欠です

■対応
 成果は、地域住民の方の行動ひとつ!です
 接近を検知したら(警報・通報が発せられたら)、複数人で、ほ場・地域に出て下さい
 その地域が「猿の惑星状態」にまでなっているなら、飛び道具など持って追い払いを行って下さい(先回り/待ち構えら
 れていると、彼らのショックは大きいようです!)
 そこまでひどくない地域ですと、人が複数姿を見せるだけで、彼らは出てきません
 警報が停止したらお役ご免です(持久戦にはなるかも知れませんが、15時を過ぎれば彼らも寝場所に移動します)

■効果
 装置の持つ機能の一つ、受信履歴をご覧いただくと一目瞭然・・・
 タイムリーに追い払いをしなかった時期と、追い払いを実施した後では、彼らの現れる頻度が大幅に変化します
 明らかに、その地への出没回数が減少します
 追い払いの効果、すなわち地域の方の努力が数字で表れます
 間違いなく、やる気を誘います!

■『猿人善快』 パンフレット   システムをA4裏表でご紹介
■『猿人善快ASP for Personal』 パンフレット   こちらはシステムの拡張版(安価な買取タイプ)
■『猿人善快ASP』  レンタルシステムも近日ご用意の予定

■過去のご利用状況、研修資料、仕様書(施工資料)、現在の取り組み、お見積書などをまとめたCD−ROMを無償配布しております(常に最新情報版をご用意/古い情報は破棄してください!!)
 ご希望の方は、Mail・Fax等でお知らせ下さい(本CD−ROMのご提供ですが、行政あるいは鳥獣被害対策協議会などの方を対象にしており、企業・個人の方等は対象といたしておりません)

■近況は、サル日誌の方でご紹介させていただいております
 ものづくりに関しましても、その目指すところ・途中経過等は、このページあるいはサル日誌の方でご紹介をさせていただきます
 もちろん、製品化できた場合は、このページでご紹介させていただきます
  
猿人善快 → 猿害対策に特化した接近警戒システム(予知により予防行動を促す装置)です
 
↑ こちらは雪国モデル(積雪1.5mまで) ↑
『猿人善快』独立電源モデルの設置例
  ↑ こちらは一般モデル(積雪0.5mまで) ↑
『猿人善快』独立電源モデルの設置例

『猿人善快』独立電源モデル例
こちらは、エンジン(OS−KU)の搭載がありません
もちろん後付でエンジン(OS−KU)の取付が可能です
 
『猿人善快』のエンジン(OS−KU:白く見える四角な箱)
従来モデルにも簡単に取付できるよう工夫してあります
詳しくは、開発ストーリーで 
『猿人善快』商用電源モデル
   過去の海外製発信器から
   適法発信器まですべてに対応
商用電源(AC100V)で稼働する一般的なモデル
初期費用は安価ですが、毎月小額とはいえ500円程度の維持費(電気代)が必要
  お見積書(施工費用は別途)
   本体添付取扱説明書(関係すべての資料を含む)
    本体添付工事業者さま向け資料
地元の電気工事業者さまに、こちらを参考に現地を見ていただき、施工見積もりをとって下さい
 
『猿人善快』独立電源モデル
   過去の海外製発信器から
   適法発信器まですべてに対応
ソーラーパネル+バッテリによる稼働を目的としたモデル
設置場所を問わず、維持費もかからりませんが、日当たりには配慮が必要
  お見積書(施工費用は別途) 
    本体添付取扱説明書(関係すべての資料を含む)
    本体添付工事業者さま向け資料
地元の電気工事業者さまに、こちらを参考に現地を見ていただき、施工見積もりをとって下さい
       
『猿人善快』
   適法発信器専用モデル
お見積書(施工費用は別途) 
従来の輸入品を中心とした発信器には対応しません 
適法発信器(142MHz帯)を対象にした専用モデルです
コストダウンが一番のメリット!
    
『猿人善快』
   後付けオプション
各種後付けオプションのお見積書(施工費用は別途) 
旧型モデル(海外製発信器の利用)から、適法発信器の利用に完全移行したい
バッテリ運用から独立電源に移行したい
携帯網を利用して、Mail通知、あるいは告知システムとの連携でftp転送を利用したい
等のご希望に、オプションとしてあとから対応できるセットをご用意しました
独立電源以外、設定作業はありますが、決して難しいものではありません(現地対応OKと考えております)
ご心配な向きには、対象装置を送っていただければ、組み入れて、必要な設定を行った上でお返しいたします
     
  目的が変わった等による改造(仕様変更)なども、ユーザー目線でご相談に応じます

システム構築への歴史(2002年から) サルは去る? TOPページ
   
日頃の取り組み、布教活動?など
現況のご報告
サル日誌
   
鳥獣被害対策への取り組みをまえに ちょっとお勉強しました
   
テレメトリ発信器の取付から事業をスタート 捕獲、発信器の取付、放野 という作業が必要です
檻捕獲が一般的なようで、獣医さんの協力を得て成獣を確認後、発信器を取り付けます
その後、群れに戻ったかどうかを確認するのがベストで、そのためにも携帯型受信機が手元にあることが望ましいでしょう
必要機材のお見積もり(行動域調査向けと同じ内容)

 
インターネット網に接続することで、Mail通知やIP告知システムとの連携などに向けたftp転送機能など通信機能をご使用いただくことが出来ます
インターネット網接続方法につきましては、いろんな事情があると思われますのでご相談下さい
もし、ほかに何もなければ、携帯電話網を利用します
インターネット接続/携帯電話網 接続用装置(イーサーネット接続できるもの)を用意してやることで、ほぼ場所を問わずインターネット接続を可能とします
地デジ同様、総務省による周波数割当の再編成により、旧型のモデムなど2012年6月以降使用できないものもあります
2011.04現在、もっともリーズナブルなのは、基本料込み月額¥2,260で利用できるAUプランでしょう
インターネット接続/無線LAN 接続先(アクセスポイント)が近くにあれば、無線LANユニットの追加で、利用が可能になります
飛距離を長くしたい場合は、無線ブリッジの利用も可能です
インターネット接続が可能な既設のHUB(ルーター)に接続できれば、本システムを稼働させるための維持費はかかりません
山梨県南巨摩郡早川町で運用されている例(月額¥980とか)
NPO法人獣害対策支援センター早川事業所(担当:山本さま)の事例

 当社での実施例(Au or Docomo)
月額使用料¥2,260 〜

猿人善快 ASP for Persona
旧型『猿人善快』の最新版へのバージョンアップについて 
 電波法改正を受け、新規格発信器に対応させるために、以下の機能を提供するエンジン(OS−KU)を開発しました
 従来型『猿人善快』に追加するだけで、最新版と同じ機能が得られます(従来の発信器と現在の適法発信器の両方の受信に対応)
 電波法改正直前に、違法発信器の利用と言うことで、=猿人善快=の運用を停止されたところもおありになるようです
 装置復活(復旧)についてのご相談にも応じさせていただいております(受信機の再設定と、このエンジンOS−KUのみのご提供をいたします)
     1.適法テレメトリ発信器から送出されるID解読機能
     2.誤作動をほぼ完璧に無くす判断機能
         ID識別と合わせて、草刈り機、単車、雷などのノイズによる誤作動をほぼシャットアウト
         旧型発信器についても、設定した閾値を超えた受信に対してのみ有効判断、一瞬のノイズでの
         誤作動は発生しません
     3.受信記録(履歴)を残すロガー機能(USBメモリでデータ回収)
         USBメモリひとつで回収可能で、Excelで活用できるcsv形式で書き出し(取り出し)ます
     4.Mail通知&ftp送信機能
         装置設置場所に、インターネット接続環境があれば、これらの機能が利用できます
         別途、携帯通信モジュール内蔵の通信装置を準備いただけますと、AuあるいはDocomoのパケット
         通信サービスエリア内でしたらどこからでも、この機能がご利用できます
         (このオプションご購入時には、別途回線申込み契約が必要で月々の基本料と使用料が発生します)

 このエンジンOS−KU)取付に際しては、特別な工具・材料の用意等は不要で、コネクタの接続だけで最新版にバージョンアップできます
 ただ、受信機そのものの受信周波数設定を、現地で行っていただく必要はあります
 もし、この操作に不安があれば、受信機本体を送付下さい、設定を行った後、エンジンと一緒にお返しいたします

 旧『猿人善快』をご利用のお客さまには、お手元にある装置を無駄なく継続してご使用いただくことが出来ます
 この便に、受信機の点検などもお引き受けいたします
 もし、輸入発信器が違法として扱われだした2007年頃から、しばらく稼働させていないというようなところがあれば、お知らせ下さい 
 再稼働には、適法発信器の取付・・・捕獲から始まる一連の作業が必要ですが、よろしくお願いいたします
システム展開ほか、今後について 
ネットワーク対応
 簡易ASPシステム『猿人善快ASP for Personal』のご提供がスタートしたこともありまして、猿人善快エンジン(OS−KU)がネットワーク上のクライアントとして稼働をさせるシーンがでてきました
 携帯電話インフラ(AU・Docomo)、無線LANによるサーバーへの接続(受信データのMailあるいはftp送信)の仕組みは既に出来上がっていました(エンジン/OS−KUには、当初から機能として搭載済みで、一部ですが稼働が始まりました)
 これら、システムあるいご使用環境におけるネットワーク化の整備により、自治体の方で導入が進みつつある『IP告知システム(従来の無線による防災放送システム、有線放送システムに変わり、FTTH・IP網を利用した個別・エリア・全体と切り分けてできる放送・通知システムで、独居老人宅などでは緊急通報ボタンなどの用意もある)』との連携、すなわち告知システムのコンテンツのひとつとして、対象のエリアに向けて「猿の群れを検知したので、皆で追い払いに出ましょう」という放送が流れるシーンも間もなく具現化しそうです

最新版、いえ当面の最終版=猿人善快=
電波法改正にも一通りの対応が出来たと言うことで、また従来の輸入に頼っていた発信器(今となっては違法品)の賞味期限(電池寿命)も、そろそろオシマイになるであろうと言うことから、新規格発信器専用モデルの発売を計画しております
 1.LT−01ほか、今後発売される適法発信器のみが受信対象です
   IDデコードを確実に行うための工夫がなされています
 2.複数の発信器受信に対応します
   従来の受信装置では、何かひとつの電波を捕捉すると、その受信が出来なくなるまで他の受信は出来ませんでし
   た
   この度計画中の製品は、IDがデコードできた時点で次の受信を可能とし、重複受信ならその受信を飛ばすことが
   できます
 3.価格を下げることが出来ます
   現時点の最新版・・・まだ稼働している従来型発信器と、新規格発信器のいずれにも対応できる受信装置と言うこ
   とで、専用装置に比べると余分な機能を持たさざるを得ませんでした
   従来装置からの移行・・・ということも配慮しなくてはいけません(過去を切り捨てるのは簡単ですが)
   専用装置にすることで、価格を下げることが出来ます 

検知場所と、集落が少し離れている場合を想定した新たな取り組み
接近を検知した場所では、サルの警戒音(鳴き声)を流し、集落には従来通り回転灯などにより接近を通知
(もちろん、インフラを用意すればmail通知も出来ますが、ランニングコストがかかります)
設置場所6箇所まで識別が出来ます
見通しであれば800m以上(受信アンテナを強化すれば2Kmくらい)の通知距離が得られます
一号機は、対策手法確立調査・実験事業(国の補助事業)によりシカとサルの被害対策をテーマにしたセミナー会場(都立産業貿易センター浜松町館)でご紹介させていただきました
【猿人善快】
テレメトリ発信器の検知場所と住民の方への通報したい場所が離れていても、本装置があれば人のいらっしゃるところで警報を発することが出来ます
最大6箇所に設置された「猿人善快」の何処に設置したものが検知したかも分かります


左写真は、【猿人善快】用に、離れて接近を通知できることをデモするために試作した受信装置

大型の回転灯(標準品!)でサルの接近を知らせ、3色のランプで、設置3箇所の何処で検知したかを表示(ここでは3箇所の見分けですが、最大6箇所までの見分けが可能です)
  
受信信号(サル)の移動方向をデータ化

   現状の受信状況を示すデータは、受信レベルを数値化したもの(RSSI)です
   受信の開始時と、受信をしなくなったと言う判断をしたときの信号強度を数値化しています
   この情報に、受信方向の情報が付加できないか、現在試作・研究中です
   (どの方角からやってきて、どの方角に去った・・・と言う情報を、受信データに加えることを研究中!)
   ここまでの試作では、平野部・海では、十分実用になりそうなのですが、山間地では反射ほかで実用は困難そう・・・
   深山に戻ったか、人里に下りたか・・・ 獣道の行き来を見る方法は別途確実な方法があります

 人の営みを教え、野生との生活圏の線引きが出来るのは地元の住民の方々だけです
 タイムリーで的確な対応が出来ることが重要です
 これを機械化することはできませんし、例えば行政の方に何かあったら来てやってくれでは良い結果は残せません
 そうです、猟友会や役所の人だけを避けるように教えてしまったのでは、地元にとって何の役にも立ちません

 いつ何をすればいいかを知らせてくれる、すなわち「台風の接近を知らせてくれる気象台」の役目は、例えばこちらでご紹介している【猿人善快】と言う仕組みで構築できます
 その接近を知ることで、地域を守る・・・追い払いをする、人が姿を見せる等、ここは人の生活圏だとタイムリーな対応をとります
 〜「野生猿接近警戒システム」の導入で、効率的な「追い払い」が可能に〜  農水省 山形県下の事例情報です
 地元(山形)には、コンサルの先生(獣医師)がいらっしゃいます
 この先生からは、「猿人善快」の設置場所では、花火による追い払いの必要がなくなったようだ
 発信器を装着した群れが、「猿人善快」を設置した周辺を使わなくなった・・・と

 この先には、接近していない・・・すなわち深山にいることを見守れば良いと言う発想になります
 接近警戒システムから見守りシステム?への変身/移行です
 その中間的なものが、ここにご紹介した接近を検知してその場で直接警告を発し、住民には接近を通報する仕組みです(誰の声か分かるようであれば、慣れというか効果の持続は怪しいかも知れません・・・本人は一番驚くかも!)
 接近警戒から3段階くらいの運用を見据えています(基本的な装置は同じもので、運用が異なるだけ!)


方向探知/RDFの試作(16方位検知)
今後、電波法改正などにより、送信時間を長く出来れば、少なくとも平地であれば(周囲の反射の影響を受けにくいところであれば)十分実用になりそうです


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